最新情報

 
   平成19年1月1日 新年のご挨拶
 21世紀の健康づくりの基本理念

「健康は、自らを知る、生きる喜び」

  「のじぎく兵庫国体」では、各会場に400台以上のAEDが設置され、まさに「AED国体」の名にふさわしい大会となりました。
  平成20年度から40歳以上の健康診断では、、高血圧、高脂血症、糖尿病およびメタボリックシンドロームの特定疾患に対して、健康保険者は運動、栄養を中心とする特定指導を行うことになります。
  本年は、「健康は、自らを知る、生きる喜び」を講演活動、診療を通じて啓発していきたいと思っています。
   平成18年11月3日掲示板に掲載しました。

「メタボリックシンドロームの保健指導の問題点ーハイリスク者に対する安全対策ー


  「標準的な健診・保健指導プログラム」における危険因子により階層化された保健指導では、メタボリックシンドローム該当者は「積極的支援」あるいは「受診勧奨」に相当する。
  本症は心筋梗塞、心臓突然死、脳梗塞を発症する可能性が高いハイリスク群であり、運動指導時の安全性の確保からも「積極的支援」ではなく、「受診勧奨」として医療機関が中心的役割を果たすべきものと考えている。

  平成18年10月10日 「Newsゆう」 朝日放送
「心臓突然死を防ぐために」
放送内容のリンク先

  平成18年9月30日から10月10日に開催された「のじぎく兵庫国体」は、兵庫県全市町で157競技が行われた。救急医療の観点からは、緊急時の対応が広範囲であるがゆえに問題があった。
  この不利な条件を克服すべく、平成13年(2001年)から兵庫県医師会を中心に「のじぎく兵庫国体」に向けてAEDの全市町への普及啓発活動をスタートした。
  157競技会場のみならず25000人の選手団の受け入れ宿泊施設にもAEDを設置し、大会関係者、ボランティアのみならず地域住民がAED講習を受け、まさに、史上初の「AED国体」が誕生した。
  スポーツ時の心臓突然死は、冠動脈疾患の危険因子を持っている人が、無理な運動による
運動時高血圧が冠動脈内プラーク(脂肪コブ)の被膜を破綻させます。 それを修復しようと血小板凝集が起こり、血小板血栓が冠動脈を閉塞することにより心筋梗塞、心臓突然死が発症します。
  当クリニックでは、冠動脈疾患危険因子の分析に加え、
運動負荷試験により運動時高血圧、心筋虚血の有無を診断いたします。それにもとづいて、適切な運動指導を行います。
 平成18年度AED県立学校保健部長講習会が兵庫県教育委員会主催で開催されました。
  平成18年8月9日に兵庫県立武道館(姫路市)で、河村循環器病クリニック院長河村剛史が講演・実技指導を行いました。兵庫県では、平成2年度から心肺蘇生法県民運動「あなたは愛する人を救えますか」がスタートし、5年間で108万人の講習を達成した。 この県民運動の特徴は、高等学校を中心に学校教育に組み入れられたことです。 
  県立高等学校146校、県立養護学校22校、その他県立施設97箇所、合計270台のAEDを設置しました。この度の県立学校保健部長講習会は各県立学校へのAED配置とAED使用伝達のために行われました。
  AED指導を行うのは、兵庫県医師会認定AEDインストラクターの資格を取得した養護教諭30名が担当したことも他府県にはない兵庫県の特徴です。
  講演内容・講習会の風景は、ブロードバンドTVにてオン・ディマンドで動画放送しています
。 動画クリック
 2006/06/20 神戸新聞主催『家庭で考えるメタボリックシンドロームセミナー』のお知らせ(掲載記事
   
   
日時:平成18年6月20日(火)午後13時30分〜15時30分
   場所:神戸新聞松方ホール(神戸市中央区東川崎長1−5−7)
   
基調講演:河村剛史「健康は、自らを知る、生きる喜び」
   パネルトーク:西川かの子、林繁和、河村剛史、津田直美(アナウンサー)

 
メタボリックシンドロームの診断基準は、一般の健康診断により心臓突然死、心筋梗塞、脳卒中(アテローム性血栓症)を発症しやすいハイリスク対象者をスクリーニングする画期的な診断法です。
  一般健康診断でメタボリックシンドロームの指摘を受けた人は、まず、有酸素運動に心がけ、水分(深層水)を十分に取る生活習慣を実行するだけでアテローム性血栓症予防することができます。なにも恐れることはありません。 運動療法を指導できる循環器専門医の診察を受けることをお勧めします。
  河村循環器病クリニックでは、
運動負荷試験MC-FANによる血流測定を行い、安全に有酸素運動を行うためのリスク評価を行っています。

 2006/05/14 兵庫県医師会主催によるAED普及1000人講習会は無事終了しました。

 
講習会風景をご覧ください。 
  AED普及1000人講習会のポスターAEDを使用した心肺蘇生法」
 
平成18年5月14日神戸アリーナで開催します。9月に開催される「のじぎく兵庫国体」を「AED国体」と呼ばれるように、心肺蘇生法「あなたは愛する人を救えますか」を通して全国に「命の教育」の重要性を訴えまた。
  117ブロードバンドTVから講習会の講演内容、講習会風景が動画でオン・ディマンドで放送されています。 動画クリック

 2006/01/01 心肺蘇生法国際ガイドライン2005の解説

  心肺蘇生法国際ガイドライン2005の変更内容と今後の展望について解説しました。
掲示板をご覧ください。

 2005/12/25 サンテレビ「日本医師会テレビ健康講座」
    「いざというときのために〜救急医療の取り組み〜


  兵庫県医師会会長の西村亮一氏が兵庫県における救急医療の取り組みを紹介しました。
  兵庫県立西宮病院と西宮市消防局が全国に先駆けてスタートしたランデブー方式はドクターカーのさきがけとなりました。心臓突然死に対しては有効性はありませんが、交通外傷には大きな力を発揮していることが紹介されました。
  2006年「兵庫のじぎく国体」を開催するにあたり、147会場にAEDを設置し、大会関係者、ボランティアのみならず一般県民に対して医師会が中心となってAED講習会を開催する計画を述べました。 建物内にAEDが設置されている県医師会採用マーク(下に掲載)の紹介もありました。
  「一般市民に対するAEDを用いた心肺蘇生法のやり方」は、河村剛史氏が作成した普及用ビデオ(CD-ROM, DVD)の中から放映、紹介されました。
 
2005年の新しいガイドラインの手順です。

  実際の動画は、左画面をクリックすれば見られます。
 2005/12/14 毎日放送「っちゅーねん」にテレビ出演

       
「誰でも命が救えるAEDとは?」

 
ロザン宇治原さんのコーナーの取材を受けました。
  AEDの一般使用が認可されて以来、公共施設、学校を中心に設置されており、神戸市はAED普及率日本一と番組で紹介されました。
  兵庫県医師会、健康スポーツ関連施設連絡協議会が中心となってAED設置マークを提案しています。 このマークは、建物内にAEDが設置されていることを一般市民に知ってもらうシンボルマークです。

2005/11/28 心肺蘇生法国際ガイドライン2005の発表

  平成17年11月28日の「Circulation」にI掲載されました。 
  国際ガイドライン2000との変更点は、全般的には臨床現場で行われている感覚に即したものになりました。

【変更点】
 1)“循環のサイン”はなくなりました。 
 2)人工呼吸による心臓マッサージの中断を極力なくすために、心臓マッサージ:人工呼吸の比率は、30:2 に変更されました。
  人工呼吸は感染防止のために、フェイスマスク、バック・バルブ・マスクを使用する。
 3)除細動は、一回としし、従来の3回連続方式を変更しました。
 4)AEDによる除細動後のリズム判定は、除細動後に2分間のCPRを行った後にリズム判定をすることになりました。


 2005/05/09 河村循環器病クリニックの開設

  平成17年5月9日より河村循環器病クリニックを開業いたしました。 

  昭和47年に神戸大学医学部を卒業し、東京女子医科大学附属日本心臓血圧研究所外科、胸部外科、カルフォルニア大学サンディエゴ校医療センター、兵庫県立姫路循環器病センター、兵庫県立健康センター、兵庫県健康財団を経て現在に至りました。
  この間、兵庫県心肺蘇生法県民運動「あなたは愛する人を救えますか」、次いで自動体外式除細動器(AED)普及運動「まず、AED」、脊椎ストレッチウォーキング普及運動「長寿の道は、自立自尊」を通して生活習慣病、特に心臓突然死の予防の重要性を訴えてまいりました。
  生活習慣病の代表は、運動不足と過食によって内臓脂肪が蓄積して病気を引き起こす“メタボリック・シンドローム”が社会生活上の大きな問題となっています。
  県立健康センターで実践してきた運動指導、栄養指導の経験を生かし、臨床医として個人個人に応じた予防医療および最小限度の薬物治療を行う所存です

 2005/04/06 朝日放送「ムーブ」に出演

  
「誰にでもできる心臓電気ショック」


  平成16年7月に一般市民によるAED使用が認められてから、急速に公共施設を中心にAEDの設置が広まっています。
  しかし、目の前で突然、人が倒れた時、すぐさま意識の確認を行い、意識がなければすぐさま「救急車を呼んで!」「AEDを持ってきて!」と叫ぶ人がいなければ、AEDは 救命には何の役にも立ちません。
  今後、ますます、「意識がなければ、救急車、AED」が一般市民の共通認識になるAED啓発運動が求められます。

     2004/08/30 AEDの使用方法CD・DVD実費頒布開始

        「いざというときの救命救急処置のやり方」CD・DVD実費頒布します。
      兵庫ライフサポート推進協議会で作成したAED、バックボードを用いた全脊椎固定法など
      「いざというときの救命救急処置のやり方」を動画で詳細に解説したCD・DVDを、健康スポ
      ーツ関連施設連絡協議会で実費頒布しています。
      AEDの使用方法などをわかりやすく動画で紹介 しています。
      詳しくは下記アドレスまで、http://www.healthy-life21.net/

 2004/07/01 いよいよ非医療従事者のADE解禁

  2004年7月1日付けで厚生労働省より都道府県知事宛に「非医療従事者による自動体外式除細動器(AED)の使用について」が通知、通達されました。いよいよ一般市民のAED使用が可能になります。
 すでに兵庫県医師会、ライフサポート推進協議会、健康スポーツ施設連絡協議会などとの連携を図り医療従事者、ヘルスケアプロバイダーを対象にAEDについての研修を行ってまいりましたが、あわせて、非医療従事者(一般市民)の「AEDを使用した心肺蘇生法講習会」を開催していきます。


 2004/06/09 ホームページリニューアル

 兵庫県立健康センター(神戸市東灘区)民間売却に伴い、名称を「ひょうごバーチャル健康科学センター」と改め6月9日にホームページをリニューアルしました。
 兵庫県立健康センターでの経験を生かし、救急処置、生活習慣病の予防・改善の情報発信を中心に皆様の健康状態の改善に寄与できればと考えております。

 2004/05/28 一般人のAED使用が可能になります

平成16年5月27日厚生労働省発表

・心肺が停止した患者に電気ショックを与えて救命する「自動体外式除細動器(AED)」の一般の人の使用について検討していた厚生労働省は2004年5月27日、講習を受けなくても可能とする方針を固めました。これに伴い6月中にも関係省庁や都道府県に通知し、不特定多数が利用する施設へのAED設置を促すことになります。設置場所としては、航空機や客船のほか、空港、駅、学校、競技場、デパートなど、多数が集まる場所が対象になります。

 2004/04/24 「みかさつかさ」に出演しました

 平成16年4月24日(土)PM17:00〜17:30に放送される毎日テレビ放送「みかさつかさ」に河村剛史が出演しました。
 今年の7月を目処に、厚労省は一般市民を対象としたAED講習会の指針を出す予定で、「非医療従事者によるAEDの使用のあり方検討会」の討論中です。
 自動体外式除細動器(AED)を使用すれば、5分以内で死亡する最も重症な不整脈である心室細動に対して電気ショックにて心拍を正常に戻すことができる最新医療機器です。多くの人命を救うことができる点でまさにノーベル賞に値します。
 「心室細動は、住民が救える唯一の心臓病です」を今後のAED普及啓発の旗頭にしていこうと思っています。


 2004/03/31 兵庫県立健康センター閉館(廃止)に際して

 新しい門出は、生涯自立支援センターへの展開。
 兵庫県立健康センターは平成16年3月31日をもって22年間の歴史を閉じます。
 兵庫県は、故須田勇神戸大学学長が提唱した「健康科学」の発祥の地です。昭和57年を「健康元年」と称し、兵庫県健康憲章を制定いたしました。兵庫県立健康センターはこの理念に基づいて設立されたセンターです。
 健康づくりの目的は、健康増進から生活習慣病予防に変化していきましたが、われわれは真の健康の意義である「健康は自らを知る、生きる喜び」をもっと多くの県民に感じてもらいたいと日々の生活習慣の指導に努力してまいりました。 「長寿の道は『自立自尊』」を達成するには、筋肉トレーニングの運動習慣の意識なしには80歳の壁を越えることはできません。別の言い方をすれば、現在社会では80歳を超えた人には専属のトレーナーが必要です。筋力は気力、生きる力と考えています。
 兵庫県立健康センターの旧職員は、生涯にわたり自立生活を過ごし、最後の命の一片まで燃え尽きさせる「自立自尊」の人々を支援するセンターへの展開を目指し、新天地で新たなる挑戦をいたします。


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