脊椎ストレッチウォーキングは、理想的な大腰筋強化法

 


 起立歩行には骨盤筋群が重要な働きをしており、主には前方では腰椎と大腿骨小転子間に大腰筋、骨盤後面と大腿骨間に大殿筋があります。

  2003年8月29日にフランスで行われた世界陸上選手権大会200mにて末続慎吾選手が銅メダルを取ったことは有名ですが、実は、末続選手の走法には、大腰筋が深くかかわっております。
  「トカゲ走法」と呼ばれ、大腰筋に張力を溜めに溜めたところでパッと大腰筋を収縮させ、大腿を前に一気に 振り出している。大腿が上がり切った時のスピードが速ければ速いほど、そのまま前に行こうとする移動慣性力がより強く大腿に働きます。
 
  膝を伸ばして、踵から地に付ける脊椎ストレッチウォーキング法は、まさに大腰筋を使う歩行法です。姿勢を正し、膝を伸ばして、足を大きく振り出す訓練が大腰筋強化になります。大腰筋が鍛えられれば鍛えるほど、足を前に振り出す力が増し、歩幅が広くなってきます。
 
  兵庫県県民運動となった脊椎ストレッチウォーキング「毎日歩こう 背筋を伸ばして 今のあなたにもう1000歩」は、世界に誇る運動理論に支えられた理想的な歩行法と言えます。



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